桐朋学園大学ピアノ科卒業後渡欧。
ウィーン市立音楽院を経てドイツにて研鑚を重ね、1998年ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院室内楽科を、2001年ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院ピアノ科を、それぞれ首席で卒業。
桐朋学園在学中より子供の指導に携わり、ドイツ留学から帰国後は演奏活動のかたわら大人の音楽愛好家やピアノ講師の指導にも力を入れ、トマム・セミナー・イン・リゾート、秋吉台室内楽セミナー、ピティナ東京室内楽研修会などでも指導を行う。
有賀和子、井上直幸、多喜靖美、中村伸吾、韓伽耶、エディット・ピヒト=アクセンフェルト、ミシェル・ベロフ、フェリックス・ゴットリーブ、の各氏に師事。
これまでにピティナ・ピアノコンペティション、ショパン国際ピアノコンクール in ASIA、日本モーツァルト音楽コンクール、各審査委員を務める。
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 指導者賞受賞。(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。
1984年 日本ピアノコンクール全国大会 第1位受賞。
1994年 日本モーツァルト音楽コンクール 第2位受賞。
1998年 ドイツ・フライブルク・メンデルスゾーンコンクール 第1位受賞。
2000年 ドイツ・バイロイト・ワーグナー財団音楽コンクール 第1位受賞。
2002年 テレビ東京 「Something」に出演
2003~2006年 BS-i にてリサイタル放映
◆ Utami Kanekoは、フライブルクおよびカールスーエで研鑽を積む日本人ピアニストであり、特に室内楽の分野で活躍している。
彼女は多彩な音色を完璧にコントロールし、繊細かつ洗練された感性で共演者の音楽を最良に引き出す。その才能は類い稀なるものだ。
【1998年 ドイツ・バーディッシュ新聞】
◆《ムジカノーヴァ4月号 わが国の名アンサンブルピアニスト9名》
金子詠美は、ドイツ留学から帰国して間もない若手であり、まだあまり名を知られていないが、アンサンブルに先天的とさえもいえる特別な適性を示すピアニストである。
フライブルクやカールスーエで学んだ彼女は、98年のメンデルスゾーン・コンクールで第1位を獲得しており、ソリストとしても非常に精妙で完成度の高い演奏を聴かせるが、彼女の才能は、アンサンブルの場ではさらにそれ以上の輝きを発揮するようだ。
彼女は、表面的には自己主張が希薄のように見受けられながら、適切でまやかしのない楽曲の把握と共演者ののびのびと演奏できるスペースの双方をいつの間にか実現させ、そのなかで共演者の長所を十二分に生かしながらアンサンブルとしての有機的なまとまりを形成することができる希有な資質の持ち主である。
彼女ほどにミス・タッチの少ないピアニストも稀であり、彼女の存在は、近い将来、レコーディングやコンサートなどで重宝がられるだろう。
【2004年 月刊誌 ムジカノーヴァ4月号 音楽之友社】
東音企画版 ピアノ学習者のための室内楽導入シリーズ
オブリガート付きピアノ・ソロ曲
《しつないがくはじめの一歩》
おなじみのやさしいピアノ曲に弦楽器(ヴァイオリン・チェロ)パートをつけた、ピアノ学習者のための室内楽導入シリーズ。ワンポイントアドヴァイス付で、アンサンブルを楽しみながらソロ演奏のコツを身に付けることが出来ます。
★バイエル編(NS17) 税込:1,050円(税込)
オブリガート作曲●金子詠美
<収録曲>
○ピアノとヴァイオリン
小犬とおさんぽ(76番)/ピクニックに行こう!(78番)
○ピアノとチェロ
木陰でおひるね(77番)/不思議なランプ(91番)
★バロック舞曲編(NS20) 税込:1,050円(税込)
オブリガート作曲:多喜靖美・金子詠美
<収録曲>
○ピアノとヴァイオリン
J.S.バッハ◎メヌエット/J.クリーガー◎メヌエット
○ピアノとチェロ
モーツァルト◎メヌエット/ヘンデル◎ブーレ
◆楽譜に関するお問合せ先:株式会社東音企画
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-15-1 Tel:03-3944-1581 Fax:03-3944-2130