Es gibt zwei Möglichkeiten, vor dem Elend des Lebens zu flüchten: Musik und Katzen.“
(There are two means of refuge from the miseries of life:music and cats.)
『人生の悲嘆から逃れる手立ては二つある。音楽と猫だ。』
これは、アルザス(当時はドイツ領、現在ではフランス)生まれの医師、神学者、哲学者、オルガニスト、音楽学者であるアルベルト・シュバイツァーが残した言葉です。
ドイツ語のElend、英語のmiseryが、悲嘆、悲惨、哀れ、無情、など色々に邦訳されますが、私が昔初めてこの言葉を目にした際の訳は、
『最後に人間を救うものは二つある。音楽と猫だ。』
というものでした。
原語を読むと、こちらは意訳されていることがわかりますが、素晴らしい翻訳ですね。
シュバイツァーにも、悲嘆にくれた日々があったのでしょうか…
彼の悲しみは、音楽と猫によって救われたのでしょうか…
そのような事をぼんやりと考えている12月です。